次期Pentium Mはハイパースレッディングを搭載
Intel's Yonah dual-core processor to get 'Smart Cache', Hyper-Threading
http://www.tomshardware.com/hardnews/20050602_143758.html
Intelの次期Pentium MでかつデュアルコアCPUであるYonahですが、
Pentium Mとしては初のハイパースレッディング(以下HT)を搭載することが
わかりました。これで通常のデュアルコアCPUよりもマルチスレッド能力が
多少高くなると思いますし、P4ベースのデュアルコアCPUである
Pentium XEの立場も微妙になってきたと思いますw。しかし、これで
タスクマネージャのCPUメーターも4つになるわけですね。いいなー。
(本当のQuad環境と比べると全然遅いでしょうけどw)
これは正直微妙になってきたかもしれません。デュアルコアで動かすことを
HTと呼ぶ場合もあるようです。HTTだと確定のようですが。
それともう一つ、Yonahには新しい試みがなされるようですね。
Smart Cache(スマートキャッシュ)と呼ばれる機能のようです。
こちらの方が完全な新機能なので、ハイパースレッディングよりも
注目に値すると思います。タイトルに書かなかったのは完全な
新機能なので検索に引っかからないと思ったためですw
Smart Cacheはいわゆる2次キャッシュの方式のことです。
AMDのAthlon64 X2といったデュアルコアCPUはそれぞれのコアに
2次キャッシュを搭載している(それぞれ、512KB or 1MB)わけですが、
これとは違いYonahは2MBの2次キャッシュを二つのコアで共有するようです。
IntelのMooly Edenは、これによってデュアルコアでなくシングルで十分な
処理をおこなう時は2MBのキャッシュを全て一つのコアに割り当てるといった、
柔軟性を持ち、二つのコアが動く時は同じデータを共有、分散して処理が
できることにより平均して2倍の帯域を得られると言ってます。
こっちの技術の方がYonahの肝になりそうな気がしますね。
デュアルコア化などにより発熱の方も気になるところですが、Deeper Sleep、
Speedstepなどで補うようですね。製造は65nmプロセスのようなので漏れ電流も
どうなるのか気になるところです。
32bitオンリーなので、64bit環境では使えませんが、リリースが楽しみです。
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