CATALYST5.6を検証してみた
昨日リリースされたATIのCATALYST5.6ですが、いつもならこういった
検証はしないのですが、今回は大幅なパフォーマンスアップや
ビデオ再生機能の強化があるとのことだったので実際どうなのか試して
みることにしました。まぁ、色々とやる前にテストしたマシンの環境を示しておきます。
テストしたマシンのスペック
CPU | Pentium 4 560 (3.6GHz) |
メモリ | PC2 4300 DDR2 SDRAM 1024MB |
VGA | ATI RADEON X600XT (128MB) |
OS | WindowsXP Professional SP2 |
また、最初に断っておきますが、見ての通りビデオカードがX600XTなので
ちょっと古く、そして遅いです。ですので最近のX700Pro以上を使用している
人はもっと変化があるかもしれません。
各ベンチマークの結果
使用したベンチマークは3DMark03(3.6.0),3Mark05(1.2.0),A-Train7
Bench Mark Testです。結果は左側がCATALYST5.5、右側がCATALYST5.6です。
3DMark03
3DMark05
A-Train7 Bench Mark Test
3DMark03、3DMark05ともにスコアの上昇が認められました。特に、05に関しては
ATIのリリースノートにある5%という値より少し大きな(5.7%)上昇がありました。
実際のゲームに近いベンチマークということでA列車で行こう7のベンチーマークを
おこなってみましたがこれもパフォーマンスアップがありました。リリースノートに
書いてあるDoom3、Chronicles of Riddick、Haloなどはもっと大きな改善が見られる
のではないかと思います。
ビデオ再生機能の強化について
今回のアップデートのもう一つの柱となっているビデオ再生機能の強化ですが、
CATALYST Control Centerにインターレース解除の項目とWindows Media Video
アクセラレータの項目が追加されていました。なお、以前紹介したDXVA対応
パッチをWMP10に適用することが必要のようです。
で、実際にNTTのフレッツスクウェアの次世代ハイビジョンシアターコーナーにある、
HD解像度(D4相当)でビットレートが6MbpsのLa MerというWMVを再生してみました。
以下に再生開始から25秒後のCPU負荷を示します。
これも左が5.5右が5.6なのですが、負荷が
軽くなっているどころか余計に増えているん
ですよね^^;
こちらのセッティングが悪いのかよくわかり
ませんが、とりあえず5.6の恩恵を得られていない
のは確かであると思います。
結論
一応適当に見てきたわけですが、ゲームパフォーマンスの向上は確かに
認められました。ただ、動画再生支援機能に対しては自分の環境下では
効果がわかりませんでした。この辺りは今後のアップデートでどうなるか
注目していこうと思います。
コメント