最新CPUのDAWソフトにおけるベンチマーク結果
あまり見られないDAW(Digital Audio Workstation)ソフトを用いた最新CPUの
ベンチマークが公開されています。
Performance tests for Digital Audio Workstations
http://www.adkproaudio.com/benchmarks.cfm
使用しているソフトはSterinbergのNuendo 3,CakewalkのSonar 4です。
NuendoではPentium D 820,Athlon64 X2 4400+(2.2GHz),デュアルl構成のXeon 3.2GHz,
デュアル構成のOpteron 248(2.2GHz)、Sonarではそれに加えてデュアル構成の
デュアルコアOpteron 275(2.2GHz)がテストされています。テスト内容は
とにかくVSTi(ソフトシンセ)やVSTエフェクトを使いまくった時のCPUの使用率を
比較するものです。
結果を見てみると、Intel、AMD共に「デュアルコアCPU>デュアル構成のシングルコアCPU」
という感じになっています。特にSonarではその傾向がはっきりと出ています。Sonarにおいて
Pentium D 820というと動作クロックは2.8GHzなわけですが、それでもデュアル構成の
Xeon 3.2GHzより優れているのは驚きです。ただ、これがFSB533MHz版のXeon 3.2GHz
だったらFSBの差もあるかもしれませんね。また、Pentium Dが微妙にデュアル構成の
Opteron248にも勝っているので、もしかしたらSonarはデュアルコア向きなのかも
しれませんね。NuendoではデュアルCPUの方が有利なようですね。
IntelとAMDを比較するとパフォーマンスではAMDの圧勝ですね。特にデュアルコア
Opteron 275のデュアル構成は圧倒的ですw。また、Pentium D以上にAthlon64 X2が
デュアルOpteronよりも負荷が小さく、Pentium Dでは逆転されているNuendoですら
Opteronをねじ伏せていることからAMDのデュアルコアCPUの出来の良さがうかがえます。
全体的にデュアルコアCPUのパフォーマンスの良さを感じられたベンチマークでした。
AMDの方のパフォーマンスのよさが目立つ結果になっており、実際にOpteron275による
パフォーマンスは圧巻です。しかし、値段を考えるとPentium Dはなかなかに頑張って
いるのではないかな?と思います。この中では一番安いCPUであることを考えると、
コストパフォーマンスは相当によいと思います。あとはあの発熱に目をつぶることが
できれば良いCPUだと思いますw。
おそらくDAWソフトを扱うマシンって2wayまでが一般的ではないかと思います。
もし、シングルコアCPUのデュアル構成を考えているようでしたら、
デュアルコアCPU1つだけの構成のほうが安く上がって良いかもしれませんね。
(まぁ、デュアルコアCPUのデュアル構成というのを狙う場合は別ですがw)
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