これからのF1について
まだシーズン中なのに最近アレな状況やニュースが出てきて
不満が大きくなってきているF1ですが、レギュレーションが
あまり面白くない現状を作り出している元凶であることは
否めないですね。
まずは、タイヤ。今年から交換禁止になっているわけですが、
これによってピットの面白みは半減、ドライバーの安全にも悪影響を
与えている気がします。
次に、2レース1エンジン制。これも今回のアメリカGPのフリー走行を
見ていると、非常に悪影響を与えていることがわかります。
具体的に言えば、ある程度のレベル以上を目指しているチームは今回
インディアナポリスのホームストレート走らずにピットに帰ってきています。
それから、再びピットから出て行きます。
(ミナルディはポールタンの漢気のお陰で走っていますが)
フリー走行とはいえ、こんな状態で良いのでしょうか?もちろん、各チームの
目的はエンジンを傷めないことなのでしょう。ですが、見ている側は
全然面白くありません。オフィシャルのタイミングモニタを見ている
私でさえそう思うのですから、わざわざチケットを買ってスタンドで観戦
しているお客さんはもっと感じていることでしょう。これも全て、今年からの
レギュレーションが良くないのだと思います。
もう少し視点を先に伸ばしてみると、今度は2008年度からの新体制が
挙げられます。昨日FIAが2008度からのルール案を提示しました。
FIA、2008年以降のルール案を提示
http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/news/002.html#16879
どれを見てもコストダウンに繋がるものですが、結局は全て
F1がどんどん最も速い(総合的に)カテゴリから遠のきそうな
変更、または、チームの個性を奪うものであると思います。
F1は企業からしてみれば無駄なコストの塊だとは思いますが、このような
つまらないルールの下で競われてもだんだんと人が離れていく気がしてなりません。
そういった意味ではGPWC(名前が変わりそうですが)には期待していきたいと
思いますし、F1がこのままいくのなら離れていくこともやむをえないかなーとも
思います。
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