ありがとうミナルディ!!
最近、全然F1について書いていなかったわけですが、この上海GPだけは書いておこうと思います。
この上海GPの最大のポイントは、なんと言っても偉大なるプライベーターであるミナルディの最後のレースであったことだと思います。前回の日本GPもそうですが、今回も入賞したドライバーのうち3人が(アロンソ、フィジケラ、ウェバー)ミナルディ出身ドライバーでした。それだけ、良いドライバーを育てる土壌がミナルディにはあったのだと思います。
そのミナルディが今シーズンで去ってしまうのは非常にさびしいです。いつもなら、オフシーズンで来季の登場が危ういと言われながらも、個人的には「最終的にはまた出られるんだろ?」と高をくくっており、結果、その通りにミナルディは出てきてくれました。しかし、今シーズンのオフでは、そのような話題も出てくることがないわけですね。本当にさびしいです。
私自身がちゃんとミナルディを応援し始めたのは、2年前からでした。いつも最下位の方を走っていて、失礼ながらも「何で出ているんだろうな?」と思ってしまいましたが、ミナルディというチームを知るうちに、ミナルディがいかに苦労してF1に出てきているのか、F1をどれだけ愛しているかを理解するようになり、他チームを抜いたりした時には非常に嬉しいものがありました。また、チーム代表のポール・ストッダートの微妙に政治的な匂いがしていたFIAに噛み付いたり、これからのF1について真剣に考えている姿勢には深い感銘を受けました。上海GP後のコメントも彼の人柄が良く出ていると思います。
またミナルディというと、パスタがうまいとか存在意義が無いと思われる(笑)タイヤ洗浄機など、微妙な話題もありましたw。また、チームが家庭的であったりと、マシンの速さとは関係ないところにも魅力がありました。特に去年の鈴鹿のピットウォークで、ミナルディのPS04に乗せてもらった女性もいました。彼らのファンを大事にする姿勢もすばらしいものがありました。ザウバーもジョーダンも今年でF1を去りますが、こういったプライベーターがなくなってしまうのはとても残念です。ミナルディに関わった人たちはこれからは、それぞれの道を歩んでいくと思いますが、彼らに幸があることを願います。夢をありがとう~、ミナルディ。
おまけ:
ちょっと古い画像ですが、私にとってはかなり思い出深いシーンです。2003年のフランスGPの1回目予選(当時は予選が2回ありましたね)でミナルディがフロントローを獲得した(って1回目じゃ意味ないんですけどねw)時のものです。この当時、2ちゃんのminardiスレで超盛り上がっていたのを覚えています。現在トップクラスの実力を持っているドライバーがワースト4を固めているというのも面白いですねw
本当は2ちゃんのminardiスレの方が作った素晴らしいフラッシュも紹介したかったのですが、製作者の方の許可を得てもいないのに、載せるのは流石に気がひけるのでやめておきます。
コメント