Sony BMGの良くないCDのその後
Sony BMGの悪質なCCCDのその後の展開をちょっとまとめてみようと思います。
例のCCCDですが、まずイタリアのALCEI(Associazione per la Liberta nella Comunicazione Elettronica Interattiva)に訴訟されました。
訴状は以下のサイトで見られます。
http://www.alcei.org/index.php/archives/107
また、アメリカでも訴えられているようです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/10/news022.html
また、各種アンチウイルスソフトメーカーがそれぞれこのrootkitに対して対応策を取り始めました。中でも、一番積極的なのが、McAfeeでrootkitを検知、駆除するほか、rootkitが再インストールをするのを防いでくれるようです。他のメーカーは検知までに留まり、Symantecは検知すると、Sony BMGのカスタマーサポートに誘導してくれるようです。Microsoftは今後の状況を見て、Defender(悪質なプログラムの削除ツール)にて対応するようです。
まぁ、訴えられる辺りは当然のことですね。いくらなんでもこれはやりすぎだと思いますから。そして、裁判でも負けると思います。日本では、どういった動きになるのか注目ですが、そもそもSony BMGがあまり販売されていない気がするので、微妙な感じになりそうですねー。(確認しましたが、やっぱり輸入版が多そうですね)。SMEのCDには入っていなさそうなので、大きな被害はない気がしますね。
Sony BMGは去年、SonyとBMGが折半出資してできた会社なのですが、取締役会に現ソニー会長のハワード・ストリンガー氏が所属しているのが興味深いですね。このことが今後、彼に影響を与えるのかどうかと言うのも注目したいところです。
Sonyはこの前はSonicStage 3.3で良い驚きを与えてくれたのですが、今回は失望しましたねー。どうも、このグループ企業間での足並みの揃わない動きが今のソニーを象徴していると思います。そもそもSMEがあるのに、Sony BMGって必要だったんですかね?どんな狙いがあったのかも知りたいところです。
PlayStation3に実装されないことを願うだけです(-w-)
投稿: panda | 2005-11-11 17:55
コメントありがとうございます~。
>PlayStation3に実装されないことを願うだけです(-w-)
Sony BMGは酷いところですねー。
投稿: ニンジャー | 2005-11-14 21:04