マイクロソフトがOpenDocument Groupに参加
マイクロソフトがOpenDocument Groupに参加したようです。
http://www.theinquirer.net/?article=30610
OpenDocumentというのはOpenOffice.org2.0やStarSuite8などで使われているXMLを利用したファイルフォーマット形式です。XMLで保存されるため汎用性のある規格でこれに対応していればちゃんと内容を再現してくれるというものです。しかし、MSのOfficeはXMLでは保存できるものの(Office2003から)OpenDocumentとは互換性はありませんでした。(OpenOffice.orgでMS OfficeのXMLファイルは開けるのですが、再現度はいまいちです)
最初はMSはOpenDocument Groupに参加するのを拒んでいて、MSのXMLを国際的な標準規格にしようとしていたようなので、グループへのMSの参加にはライバルとなるOpenDocumentの標準化を妨げようとするものだと非難が集中したようです。
しかしながら、MSは今回の参加はOpenDocumentの標準化に自社も参加しようと思っただけであるとコメントしています。この言葉通りなら大変良いことなんじゃないかなーと思います。
個人向けの販売が来年に延期したOffice 2007ですが、OpenDocumentをサポートするのならこれはかなり素晴らしいことになるのではないかと思います。なぜなら、従来は問題であったOpenOffice.orgとMS Officeの互換性がこれまで以上に強化(というかほぼ完全?)されると考えられるからです。いわゆるソフトとしての使い勝手のみで勝負するということなんでしょうかね?このMSの姿勢は良いものだと思います。実際、まだOpenOfficeよりMS Officeの方が使い勝手が良いですからね。
これで、互換性の問題が軽減された場合、無料であるOpenOfficeに移行する人がだいぶ増えることも考えられます。そうなるとMSもOfficeの価格を下げざるを得なくなることもあるかと思いますが、これはこれでユーザーにとっては嬉しいですねw。
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