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2007-01-28

PS3のSDKのアップデートで大きな変化が

PS3のSDK(Software Development Kit)の最新バージョンでは新しい解像度とハードウェアスケーラーへのアクセスが追加されたようです。

http://www.beyond3d.com/articles/ps3scaler/index.php?p=02

新しい解像度というのは960x1080,1280x1080,1440x1080.1600x1080の4種類のようです。これらを実際にプレイする時はテレビの解像度に合わせて水平方向のスケーリングするらしいです。ちなみに、この水平方向のスケーリングはPS3ではまだ解禁されていなかったハードウェアスケーラーの水平方向側の機能を使用可能にすることで行われるようです。

この機能の追加の利点は大きいもので2つあると考えられます。一つは1080p対応ゲームの作る環境のハードルを下げること。もう一つはD3までしか対応していない昔のHDTVに対するフォローですね。
 前者は開発者にとっては水平解像度を960,1280,1440,1600と段階を設けることによって使用するVRAMの量(特に960は半分ですね)を減らすことが出来、特に960x1080の解像度では720pより高画質ながらもあまり変わらない負荷で動かせるようになる利点が出てきます。また、1920x1080という解像度がいらないというゲームも気軽に1080pに対応させることが出来るようになります。2Dゲームや画質を重視しないタイトルでは採用することが増えそうですね。グラフィックスでインパクトを与えたいというのは1920x1080、グラフィックとパフォーマンスのバランスをとりたい場合は1600、1440と下げていけば良いわけです。または、960x1080という解像度でアンチエイリアスを掛けてジャギー減らすといった使い方もできるようになってくると思います。
 ユーザ側では1080p、すなわちフルHDなテレビなら縦の解像度は損なわれていないのでネイティブな1920x1080には劣るでしょうが、1280x720のゲームより鮮明な画質でプレイできるようになるはずです。720pなテレビに対してはどうするかといえば、ダウンスケーリングするだけなので画質的な弊害は少ないというかむしろ高画質になると思います。(ただ、スケーリング時に遅延が発生する気がしますが^^;)
 960x1080の解像度のサポートが何を生むかというと1080p対応のゲームがPS3の標準になることだと思います。(ここには1080iの対応も含まれてきます。)そうなってくると720pネイティブのゲームは減少してくることになり、D3までしか対応できないHDTVを使用しているユーザーがこれから出てくるタイトルで(いつからかは知らないですがw)、720pのゲームを480pで動かさなくてはならないといったような事態に遭うケースが少なくなってくるだろうと考えられます。これが第2の利点ですね。

まぁ、SCEはなるべくフルHDで作ってくれというのがメーカーに対する要望だったようなのですが、水平解像度に対して譲歩するといった形を取る事になったように思えます。720pとあまり変わらない開発負担ならメーカーもテレビのサポートを考えれば、前向きになってくれると思いますしね。しかしながら1080pタイトルが増えてくるということになりそうなので、1080p対応のディスプレイ欲しくなってくるなーというのが個人的な感想ですw。また、どれが真のフルHDのタイトルなんだ?という話題が出てきそうな予感がします。

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