スターゲイザーをようやく見ました。
アマゾンのレビューなどで明らかにTVシリーズとは違うぞって感じの匂いがしていたOVAのガンダムSEEDであるSTARGAZERをようやく見ることができました。以下はネタばれを含む感想なので、これ以上見たくない人はやめておいてくださいw
見た感想は「最初から最後まで本編とは違うぞ」ということですねー。以下に、ストーリー、表現やキャラクター、MSの扱いに絞って書いていきたいと思います。
いきなり最後から話すとストーリーは一応ハッピーエンドで終わります。一応というのは、まぁ45分という短い尺のせいなのかもしれせんが、希望が見えるって感じのところで終わってしまうからです。
また、ストーリーが駆け足なので人間関係の大半が映像から与えられるヒントを元に想像するしかないってぐらい、バックグラウンドの説明が希薄なため細かいところまで把握できないです。まぁ、想像する自由が与えられているのでエンディング後にヒロインのセレーネとヒーローのスウェンがどうなったとか彼女たちにソルがどう関わるのか、ストーリーの最初の方で死んだエドモンドはどんな人物だったのかとかなどを想像するのも楽しいでしょう。とりあえず、個人的にはアポロンAのオペレーターの女性がセレーネの生存の知らせを受けて立ち直ってくれるところを想像しておきたいですw。ただ、このように見る側の想像に任せるのも良いのですが、もっとゆっくりと物語を展開してほしかったですねw。
表現に関しては、劇中では結構グロい表現が散見されました。TVシリーズでもありましたが、あれは嫁の人の趣向ではなかったんだなと思いましたw。正直、ストーリーにおいて必要ではない気がしなくもないのですがw。また、CGを使った表現がTVシリーズよりずっと自然だったのは良かったですね。劇場版Zのスタッフだった人がいるのかな?それとも単純にコストのかけ方が(ry
キャラクターに関しては本編より好みでしたねー。エドモンドとバルトフェルトが少し被る気がしましたが、過去がセレーネの回想ぐらいでしか垣間見られなかったのが残念です。エドモンドはキャラが一番気に入っていただけに早期に退場してしまったのは残念でしたw。また、登場人物の全員の年齢層が子供子供してないところは好印象でしたね。爺さん多いしw。
TVシリーズと最も違う印象を受けたのはやっぱりMSですかね。尺が短いことが幸いしていると思いますがw、描かれ方や動き方に力が入っています。初めてジンがかっこいいと思えましたw。ゲームの連合VSZ.A.F.T. II Plusに登場していたスターゲイザーはいまいちぱっとしませんでしたが、本編だとその圧倒的な速度(速すぎてどういう描写なのかわからないくらいw)とヴォワチュール・リュミエールから発生する光のリングは綺麗でした。
そして、良かったと思われるのはガンダムが全然無敵じゃないところですね。スターゲイザーとノワールは別格だったので除外しておきますが、ヴェルデバスターとブルデュエルの2体のやられ方からは、確かに監督の西澤さんの「モビルスーツをいかに弱く描くか。無敵に描かないか」という考えが明確に感じ取られました。
全体としては見て損しない作品だったと思います。久々にクオリティの高いガンダムを見られた気がします。OVAのガンダムに外れはないという個人的な考えが崩されなくて良かったですw。ただ、何度も書いてしまいますが、もっと長い尺でやって欲しかったです。このくらい短い方がいいというレベルの短さではないと思うのでw、せめて2時間くらい(もしくは5話構成くらい)でお願いします。見る前はユニウスセブンの落下に関わる話だと勘違いしていたため45分は十分だと思っていましたが、その部分は全然メインじゃなかったし、時間は飛びまくりだしで、これでは少々物足りないです。劇場版種をやるくらいならこっちやってくださいよw>サンライズさん
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