WMP11に意外な利点が・・・なかった_| ̄|○(訂正)
よく検証してみたらWMP11が単にフレームは落とさないが、フレームレートを落として再生していることがわかりました。MPCがカクカクしたのはそのような補正を行わないためだといえそうです。そういえばWMP10にもそんな機能があった気がします。てっきりWMV相手の機能だと思っていたのですが違ったようです。変な事を書いてすみませんでした。m(_ _)m
正式版がリリースされ、(たぶん)概ね好評だと思われるWindows Media Player 11(WMP11)に意外な利点があることが分かりました。
それはPureVideo HDに対応したGeForce系ビデオカードを使用しているPC(AMDのAVIVO搭載RADEONもそうかも?)においてH.264の再生がだいぶスムーズにできるということです。
比較対象としてMediaPlayer Classic(MPC)を用い、ともにffdshowをデコーダとして1920x1080のHigh profile Level 4でインターレース保持といった設定のエンコードを行ったH.264ファイルを再生してみました。環境は以下のとおり
CPU:Athlon 64 X2 3800+(@2.5GHz)
VGA:GeForce 6800 GS
MEM:1GB
MPCでは、出力をオーバーレイまたはVMR7 (ウインドウ)で再生してみましたが、どちらもダメでした。ビットレートが高くなるところでフレーム落ちしてしまいます。
それに対して、WMP11はどうかというと高画質モード(VMR)出力ではまずモノクロになってしまいましたw。この原因としてはWMP11がYV12のVMR出力に対応していないということが考えられそうですが、勘で言っているので聞き流してくださいw。そこで、オーバーレイ表示にすると色もまともになり、引っ掛かりもなくスムーズに再生できました。これは、PureVideo HDによるハードウェアアクセラレートの賜物だと思われます。RADEONでも同様の効果が得られる気がしますが、RADEON場合はそもそもMPCでもアクセラレーションしてくれそうな気がするのでWMP11である必要がないかもしれませんw。その辺りはあとで検証してみようと思います。
WMP10以前じゃダメなのか?と思われる人がいるかもしれませんが、そもそもWMP10以前のものはmp4ファイルに対応していません。このことでWMPが11でmp4に対応したというのは、大きい点であると認識できました。CoreAVCを使わなくてもWMP11+ffdshowで十分な気がします。Quicktimeよりも再生できるH.264ファイルの範囲が広いですしね。
WMP11はH.264の再生プレーヤーとしてはffdshowが必要ではありますが「軽い」プレーヤーと言えそうです。なお、VistaのWMP11はオーバーレイ表示が出来ないため、ffdshowで色空間を変えてやる必要があるかもしれません。
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