PSPの動画の個人的なまとめ
ファーム3.30で色々と解禁になったPSPの動画機能ですが、ここでちょっと動画ファイル作成について少しまとめてみようと思います。
使用するソフトは以下の通りです。
携帯動画変換君
ffmpeg (rev8564)
mp4box (Ver.0.4.3)
x264 (r635)
avisynth(2.5.6(MTパッチ適用済み))
lanczos3.vdf(リサイズフィルタです)
それぞれバージョンとソフト名でググれば出てくると思います。私の環境だとなぜかXvidからの変換にx264だと失敗してしまったのでXvidを使用したファイルにはffmpegを、WMVにはx264を使用しています。ちなみに、基本的に1440x1080や1920x1080からのエンコードになるのでリサイズを行います。ffmpegはbicubicを使用した縮小を行うそうなので、その前に携帯動画変換君のフォルダ中のcoreフォルダにあるAVS_Skelton.avsを以下のように変更しました。
# 3GP_Converter AVS-Mode skelton
Plugin="C:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins\"
setMTmode(2,2)
DirectShowSource("<%InputFile%>", fps=29.97003)
LoadPlugin(Plugin+"lanczos3.vdf")
ConvertToYUY2()
Lanczos3Resize(720,480)
ConvertToYV12()
return last
fpsがえらく細かいですがw、なんか正確にはこんな感じらしいです。ちなみに、今回の例では720x480での出力を前提としています。出力解像度に応じて変更してください。たぶん多いのは480x270,480x272だと思います。あとItem番号も変えてくださいねw。
次にTranscoding.iniを以下に記載します。
[Item23]
Title=AVC 720x480/29.97fps/crf=20.0 (16:9)
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -title "<%Title%>" -timestamp "<%TimeStamp%>" -threads 2 -s 720x480 -r 29.97003 -crf 20.0 -qmin 10 -qmax 24 -vcodec h264 -coder 1 -level 30 -bufsize 128kb -g 300 -mbd 2 -trellis 2 -partitions parti4x4+partp4x4+partp8x8+partb8x8 -aspect 16:9 -acodec aac -ac 2 -ar 48000 -ab 128k -f mp4 "<%OutputFile%>1.mp4""
Command1=""<%AppPath%>\cores\mp4box" -fps 29.97003 -par 1=40:33 -add "<%OutputFile%>1.mp4" -new "<%OutputFile%>.MP4""
Command2=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%OutputFile%>" -f image2 -ss 5 -vframes 1 -aspect 16:9 -s 160x120 -an "<%OutputFile%>.jpg""
Command3="rm "<%OutputFile%>1.mp4""
Commond0の -threads 2はデュアルコアCPU以上の場合に役立ちます。ただし、その際は携帯動画変換君の優先度を優先以上にしないと効果がないようです。これで、720x480の16:9のmp4が出力できるはずです。
[Item25]
Title=AVC 720x480/29.97fps/crf=20 (16:9)
Command0=""<%AppPath%>\cores\x264" --crf 20 --level 3 --keyint 300 --no-fast-pskip --nf --trellis 1 --analyse p8x8,b8x8,i4x4,p4x4 --threads 2 --thread-input --progress --no-psnr --no-ssim --interlaced --output "<%OutputFile%>.264" "<%InputFile%>" 720x480 --fps 29.97 --sar 40:33 "
Command1=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -vn -acodec aac -ac 2 -ar 48000 -ab 64 -f mp4 "<%OutputFile%>a.MP4""
Command2=""<%AppPath%>\cores\mp4box" -fps 29.97003 -par 1=40:33 -add "<%OutputFile%>.264" -add "<%OutputFile%>a.MP4":lang=jpn -new "<%OutputFile%>.MP4""
Command3="rm "<%OutputFile%>.264""
Command4="rm "<%OutputFile%>a.MP4""
Command5=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -f image2 -ss 5 -vframes 1 -aspect 16:9 -s 160x90 -an "<%OutputFile%>.jpg""
これがx264からのエンコードの場合ですね。command0に--interlacedオプションが付いていますが、これはインタレ保持のためです。一応まともに再生できていることは確認していますが、本当に保持しているかは謎です^^;。これも必要に応じてItemの番号やサイズを変更してください。
ちなみに、携帯動画変換君が終了した後スタンバイに入れる方法も紹介しておきます。
3GP_Converter.iniを以下のように変更してください。
ExecIfFinished=1
ExecIfFinishedCmd=C:\windows\System32\rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState
(ExecIfFinishedCmdは改行せず1行で書いてください)
これで終了後サスペンドに入れるはずです。まぁ、これが皆さんの参考になればいいなーって思いますー。いやー、これでPSPで動画を見る気が再び起きてきましたw。この調子でPS3のH.264の環境も改善して欲しいです。
はじめまして。pspで動画再生を楽しんでいます。
実は変換君でやっているのですが、質問があってメールさせていただきました。もしお時間ありましたら知識を分けていただきたいと思います。おねがいします!
メールは上のアドレスから送りました。
投稿: HiME | 2007-04-24 23:38