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趣味が広く浅いのですが、それらについて適当に書いていこうと思います。まぁ、ブログだから気楽にと言うことで。

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2011-12-11

なんだかなぁ…

久々にブログ更新ですが、ちょっとぼやきを。

http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/fujilabo/20111209_496500.html

基本的には、スマートフォンやパッド端末で使われるモバイルチャージャーの実用性について書かれており、その点に関しては有用です。しかし、この記事の後半ですが、間違いが相当入っているので要注意です。

まず、リチウムイオン電池による電源で一番ロスが大きいのは、リチウムイオン電池そのものです。(多少語弊がありますが)

リチウムイオン電池はSOC(State of Charge)と言って使用できる範囲が決まっています。過放電や過充電(特にこちら)を防ぐことにより、安全性を確保し、極端な性能劣化を防ぐ為です。同じ容量表示でも実際に使える量が違うのは、使用範囲が異なる為です。(もちろん個体差もありますが)

EV(電気自動車)で使われているリチウムイオン電池は、全体の60%ぐらいの容量(これも厳密に言うと違いますがイメージとして捉えると)で運用されています。例えば、日産のリーフは24kWhの容量がありますが、上記の運用で考えると、実質的な容量は大体のリチウムイオン電池は14.4kWhが常用される容量となります。他の容量が無駄なのか?と言われるとそういうことはなく、電池が劣化してきた時の冗長性を確保できるように上記の容量が決められていると考えられます。

次に、DC/DCコンバータによるロスですが、記事にあるようなものほどひどくないはずです。大体この手のDC/DCコンバータは変換効率は80~90%ぐらいで使えるはずです。PCのようなマルチボルテージ対応のものは、80PLUS品(GOLDとかPLATINUMとか)のようなものでなければ、あまり効率は良くないですが、この手のシンプルなものならロスの発生は少ないです。

上記の考えから5,400mAhの容量となっているエネループ モバイルブースターは、実質的な容量としては

5400(mAh)×0.6(SOC)×0.80(DC/DCコンバータ効率)=2592 (mAh)

iPhone 3GSのバッテリーがSOC範囲70%ぐらいで使われていると考えると
実容量は
1219(mAh)×0.7=853.3(mAh)

2回と98%と充電できたということなので、3回としてしまうと

914.25×3=2559.5 (mAh)

ね?大体あっているでしょ?w。実際はこんなにギリギリではないと思いますがw。
まぁ、言いたいことはモバイル充電電源のロスは、記事にあるようなところにはないということですね。
一企業のHPの記事なんですから、もう少し勉強してから記事を書いて欲しいっすね。

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