AVIVO Video Converterを使ってみました。
ATIのAvivo Video Converterがゲットできたので早速試してみました。ちなみに、
http://downloads.guru3d.com/download.php?det=1281
上記のサイトからDLが可能です。
最初に断っておきますが、私はRADEON X1000シリーズは持っていませんw。でも、なぜかこのソフトは動きます。まぁ、単純にGPUには頼らず、CPUのみで処理しているからなんですけどね。GPUによるサポートはおそらくRADEON X1000シリーズ以降のみになると思います。ちなみに、私の環境ではRADEON X600XTはおろか、GeForce 6800GSでも動いていますw。まぁ、このことからもGPUには依存していないというのがわかりますねー。(CPUのパフォーマンスメーターを見ればもっとわかると思いますがw)
ちなみに、インストールして起動し、最初のSTARTをクリックすると次のような画面が出てきます。
上から入力ファイル、出力フォーマット、出力フォルダ、ビットレートを決定していきます。ちなみに、初回起動時は上から順に決めていくと、出力フォーマットを選択した時点で、「出力フォルダが決まっていないよ」と怒られ、出力フォルダを決めてもConvertボタンがクリックできません。いったん起動しなおすと、Convertがクリックできるようになるので、おそらくバグだと思います。(2台のデスクトップ両方ともになりました)
Convertをクリックすれば、後は出力されるのを待つのみです。ちなみに、私の環境では40分のWMV9APの動画をH.264にするのに8分ぐらいでできました。CPUベースとはいえ、非常に速いです。なお、出力フォーマットは、MPEG1、MPEG2、VideoCD、SVCD、DVD、MPEG4(DivX互換)、WMV9、Portable Media Center、H.264(AVI形式)、MPEG4(PSP形式)、H.264(iPod形式)とあります。MPEG4(PSP形式)は変換後にPSPに転送できる仕組みになっています。(ファイル名もPSP向けに変更されます)
これだけでもただ単にトランスコードするだけならOKなんですが、もっと細かく設定できないかということでDirectX9 SDKに付属しているGraphEditでいじってみることにしました。
まぁ、左のような感じに繋ぐとWMVからH.264に変更できます。ちなみに、最後の出力はFile Writerではなく、ATI File Writerを使うと良いようです。ATI MPEG Video Encorderの設定では、Video Converterでは設定できなかったGOP長さ、Bフレームの数、インターレースの解除、アスペクト比、エンコード品質(ビットレートとは別)が設定できるようになっています。また、逆テレシネなどもできます。ちなみに画像ではHandheldframe rateにチェックが入っていますが、これにチェックを入れるとできた動画は15fpsになります。ちなみに、画像のStandardの項目ではVideo converterのように出力形式が選べます。画像ではPSP向けのH.264とConverterではなかった設定があるのですが、現時点ではこの設定でエンコードしてもPSPに転送できる動画は作成されませんでした。Converterの出力プロファイルにPSP向けのH.264がないのはこれが理由な気もします。なお、できあがったファイルはQuickTimeでは再生ができるのですが、アスペクト比を16:9にしてエンコードすると、どのソフトでも再生できないゴミファイルが出来上がりますw。このあたりが、まだ完成版ではないといった感じがしますね。
さらに、Converterでは入力ファイルとしてAvisynthファイル(.avs)が読めるとのことだったので、AVIUtlプロジェクトファイルをVFAPI Reader Codecで変換した参照aviを入力として使えないか試してみました。
結果はうまくいきました。が、フィルタがかかっているおかげで、普通にエンコードしているのと大して変わらない速度ですw。GPUによるサポートがあると変わるのかもしれませんが、現時点ではフィルタを使わない単なる高速なトランスコーダーと捉えておくと良さそうです。
とりあえず、これからの発展に期待したいところです。GPUによるエンコードが速いようでしたら、X1000シリーズの購入も考えたいところです。
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