注意!この記事は修正が入りました。追記をよくお読みください。
PS3の主流がSACDに対応しなくなってから久しくなりました。現行モデルを見てしまうと、消費電力的には使いたくなってきた初期モデルですが、まだSACD対応というメリットは残っています。
そこで前から存在していたのですが、昔のAVアンプやHDMI非搭載のシアターセット、最近流行りのDAC付ヘッドホンアンプなどでデジタル接続でSACDを聞く方法がお手軽になったので、ちょっと書いておきます。
必要なもの
- SACD(当然ですがw)
- AVアンプやDACなど
- DN-HDMI4000AS(これが今回の目玉です)
- HDMI対応機器(TVや液晶モニタでも可)
インプレスの記事でも紹介されています。いわゆるHDMIのセレクタなんですが、こいつの違うところは、光デジタル端子や同軸デジタル端子での音声出力が可能な点にあります。これによって、DTS-HDやDolby TrueHDやマルチチャンネルLPCMは無理ですが、それ以外の信号なら入力機器が受け付けられる限りは同軸デジタルや光デジタル端子で伝送出来ます。今までも、こういう機器が出ていたのですが、価格が高い上(3万円前後)に個人輸入になるので手頃とは言いがたいものでした。それが、今回のだと6000円で買えます。ちなみにメーカーはエバーグリーンです。
これが、設置状態を上から見た写真です。上下両方ともケーブルが接続されていますが、写真での機器の上部が背面、下部が前面です。
前面の写真です。左のHDMIケーブルが挿してあるところが入力1です。ちなみに、先述した光デジタルや同軸デジタルへの出力は、この入力1に挿している場合のみ機能することに注意が必要です。なお、LEDがかなりまぶしいです。あまり直視したくないくらいにw
背面です。左からACアダプタ、光デジタル、同軸デジタル、HDMI出力、HDMI入力2~4です。HDMI出力はAVアンプにつながっています。なお、HDMIと同軸デジタルにおいて、信号の処理はHDMI出力を優先にするようです。同軸デジタル単体では176.4kHZ出力ができるのですが、HDMIも同時に出そうとするとHDMI接続の機器では176.4kHzで出せますが、同軸デジタルでは音が出なくなります。ちなみに、同時に出せるサンプリング周波数の上限は88.2kHzでした。
PS3側の設定ですが、AVアンプの電源が入っているとHDMIの自動設定はAVアンプに合わせたものになります。DN-HDMIA4000ASだと自動設定では44.1kHzと48kHzのみになるので、設定したいサンプリング周波数を手動で選ぶ必要があります。この辺りは、キャプチャー画像を混ぜて後ほど説明しようと思います。
設定も終えて、試しにいくつかお気に入りのSACDをヘッドホンで聞いてみました。
ヘッドホンアンプ兼DACがIcon HDP、視聴に使ったヘッドホンは、AKG K530といつものHD-25-1です。今まで、SACDはスピーカーでしか聞いたことがないんですが、ヘッドホンで聞くSACDもいいなーと素直に思える音が出てると感じました。やる価値は十分にあったと思います。
SACD対応のPS3も少数派になってきたかもしれませんが、まだまだ面白い機体ですね。現行機でもCDや音楽ファイルのアップサンプリングで音楽を聞く際に、光デジタルでは嫌と感じていた人にもおすすめな手段です。
おまけ
リモコンです。とにかく安っぽいですw。MUTEボタンの機能が良くわかりませんw
6月10日追記:ご指摘があり、DN-HDMI4000ASのHDMI Outputは何らかのHDMI機器の入力と接続されていなければならないことが分かりました。何もなくても再生できるんだーと思われてしまった方、すみませんでした。
ただ、基本的に個人のブログなのでこういう間違いもあるということでご容赦ください。個人的には、この接続は外部DACや音は良いけどHDMI非搭載の少し古いAVアンプ、を使いたい方などにはまだ価値があると思っています。
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